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- 今日は両社の経営統合で感じたことや、今後に向けて期待していること、職場の雰囲気や仕事を通じての目標などを就職活動生のみなさんへご紹介する機会だと聞いています。よろしくお願いします。
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- よろしくお願いします。
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- 統合の話を始めて聞いたときは、待遇面なども含めて(笑)、会社の制度がどう変わっていくのか、予測できないことだらけで不安でしたが、みなさんはどうでした?
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- 自動車業界は100年に一度の大変革期と言われる中で、合併などの可能性はあると思っていましたが、実際にそうなってみると驚きでした。
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- 当時、実習中で入社して数カ月しか経っておらず、あまり実感がなかったです。また、自社の製品や技術の強みなどもまだ理解できていない状況で、リケンについてもほとんど何も知らなかったので、多少の不安はありました。
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- ピストンリング国内大手2社が経営統合したので、驚きが大きかったですね。当時はピストンリングの生産技術を担当していたのですが、同じ工程でもNPRではより効率的な作り方をしている例があると聞きました。それらをリケンでも取り入れていこうと、両社の技術的な情報共有が始まっていました。
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- 同じ部品を開発してきたといっても、それぞれ歴史と実績のある両社ですから積み重ねてきた技術や知見の違いはありますね。他に何か違いを感じた人はいますか?
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- リケンは柏崎工場内に水素エンジン専用の試験場を多く立ち上げていて、開発に力が入っているなと感じています。新しい分野や技術に積極的に取り組んでいるところはすごいと思います。
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- 両社の営業部門では雰囲気が違う気がします。リケンは生真面目で思いを内に秘めている感じで、NPRはオープンでフットワークが軽く、情熱的なイメージです(笑)。どちらがいいというのではなく、それぞれの良さを取り入れて業務改善や新しいルール作りに繋げていくことが大事だと思います。
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- そうですね。統合後の新たなステージは私たちで作っていかないと。私は新製品開発を進めていますが、NPRは医療分野での強みがあり、リケンは磁性材料という別の分野での強みがある。それぞれの専門技術が掛け合わさることで、必ず新しい価値や可能性が生まれると思っています。